ギャンブルで借金をした叔父

闇金融を利用した結果、返済困難に

私の叔父は典型的なパチンコ依存症でした。

もともとは会社員として、田舎では割と良い給料をもらっていたのですが、祖父(叔父にとって父親)か他界して、家や多額の財産を相続したのをきっかけに働かなくなってしまいました。 お金があるので毎日パチンコ三昧です。

あんなに多額だった遺産も一年しないうちに食いつぶし、それでもパチンコ依存症は変わらなかったのでパチンコの為に借金をするようになってしまいました。 当時は消費者金融の決まりも今よりは緩かったので、無職の叔父でもお金を貸す業者がいたのです。

それでも働いているワケではないので、すぐに借金で借りたお金は底をつき、今度は闇金融のようや所からお金を借りてしまったようです。 借金の事など全く知らなかったのですが、私の父の事や、叔父の娘さんを勝手に保証人につけていました。

もちろん、不法な手段で勝手に保証人にされていたので、私の父も正当な手段で話をつけました。 それでも度々、闇金融の人から代わりに借金した分を返済しろと電話がきて大変でした。

親戚の助けで一度その借金を帳消しにして貰ったのですが、再出発の為に資格を取るからお金を貸して欲しい、と親戚から幾らか借金をしました。 資格を取って個人事業主として仕事を始めたものの、全く仕事は無くほとんど無職状態でした。

同じことの繰り返し

暇だからと毎日パチンコに通って、結局、再度闇金融に借金をしてしまいました。 最終的には相続した大きな家を手放し、借金は返済しました。 同時に病に倒れ、末期の癌が進行していたようですぐに亡くなってしました。

不毛な借金ばかりしていた叔父は、相続した大事な実家を手放したり、親戚中に借金返済で迷惑をかけまくっていました。 ギャンブルの借金は繰り返してしまいがちなので、一番タチが悪いと感じます。